開発環境構築例 その1
ロボットアームの制御プログラムの開発にあたり、環境構築が手間とならないよう、必要なSDKやライブラリをセットアップした状態のマシンをご提供しました。
お客様の抱える課題
「ロボットアーム実物を直接動かすと、うまく制御できなかった場合に周囲のものを破損させてしまうため、安全の確保のために先にシミュレーション上で もしくは 3D 空間上で動きを確認したい」
テガラのご提供するソリューション
「弊社にて、ご提供するマシンに『rviz』上でロボットアームを3D可視化出る環境を構築の上、納品いたします」
rviz 3D可視化環境 構築イメージ
構成例
① ロボットアーム本体
お客様の想定されているご希望のロボットアームをお知らせください。
テガラ株式会社 UNIPOS 事業部 (海外製品調達) では海外製のロボットアームの調達・販売実績が多数ございます。メーカーと密に連携を取った製品選定も可能ですので、ご相談ください。
メーカー販売代理店として取り扱っているロボットアームの一例 :
- UFACTORY | xArm / Lite 6 / 850
- Trossen Robotics | Aloha Kits (Aloha Solo, Aloha Stationary, Aloha Mobile) / X-Series Arms
- Niryo | Ned2
もちろんこの他のロボットアームも調達可能ですので、お問い合わせください。
② アーム制御用PC
ご利用用途に合わせて最適な構成のPCを選定・ご提供します。
テガラ株式会社 TEGSYS事業部 (カスタムPC製造) による、お客様のご要望に合わせて設計・ご提案するオーダーメイドPCはもちろん、System76 製のGPU 搭載ノートPC などの柔軟な選択肢もご用意しております。
TEGSYS 事業部による PC構成ご提案の一例はこちら
System76製 ノートPC の詳細はこちら
③ OSのインストール
ご利用のソフトウェアやツールに応じて、対応するOS をインストールいたします。例えば ROS を利用する場合には PC に Ubuntu OS をインストールした状態で、お届けします。
④ OS上にご希望のツール・ソフトウェアを導入
SDK、ライブラリ、空間可視化ツールやシミュレータ等のソフトウェアをインストールし、「届いてすぐに使える」状態の環境を構築いたします。
⑤ 現地設置 (オプション)
ご要望により現地にお伺いしてのアームの設置も承ります。
開発環境構築例 その2
ロボットマニピュレーションの研究開発環境として、海外製ロボットアーム 2 台に触覚センサと力覚センサを搭載し、制御用デスクトップ PC を含む一式をターンキーシステムとして納入しました。
お客様の抱える課題
「アームとセンサが異なるメーカー製のため、技術適合性やセットアップにかかる時間と労力が不明」
テガラのご提供するソリューション
「弊社にてメーカーを問わず部材の調達からインテグレーション、動作確認、設置までを実施し、納入後すぐに研究に取り掛かっていただきました」
構成例
テガラのサポートパック「あんしん+」 : 導入後のトラブル対応もお任せください
テガラのサポートパック「あんしん＋スタンダード」または「あんしん＋プレミアム」をご利用いただくことで、メーカー保証に加え、トラブルの初期診断や、修理のための輸送費負担などのアフターサポートをご提供しています。特に「あんしん＋プレミアム」では、メーカーの定めた保証期間に加え1年間、製品の不具合等にテガラが対応することが可能です。このような、海外製品を安心してご活用いただくためのサポート体制が、多くの研究者さま・開発者さまにご好評いただいております。
ロボットアーム xArm シリーズについて
中国 UFactory社の「xArm」シリーズは、柔軟性と高精度を兼ね備えたロボットアームで、教育、製造、研究開発など幅広い分野での活用が想定されています。有効荷重や自由度により「xArm 7 (7DoF)」「xArm 6 (6DoF)」「xArm 5 (5DoF)」の、3種類のモデルが用意されており、用途に応じた選択が可能です。また専用アプリケーションが用意されているため専門的な知識がなくても直感的に使うことができます。
xArm は AI や機械学習との統合が容易なため、スマートファクトリーの自動化や研究機関での実験装置の一部としても活躍しています。高い汎用性とコストパフォーマンスを兼ね備えたxArmシリーズは、様々な環境の自動化に不可欠な存在として期待されています。
rviz (ROS Visualization) について
rviz（ROS Visualization）は、ロボティクス分野で広く利用されている可視化ツールです。rvizを使用することで、ロボットのセンサーから取得したデータや、カメラの映像、ロボットの位置や姿勢、軌道などを3D空間上でリアルタイムに表示できるため、ロボットの状態を直感的に把握し、動作の確認や調整することが可能です。また、rvizはプラグインを通じてカスタマイズが可能で、異なるセンサーやデータタイプに対応するための拡張性も備えています。rvizは、研究や開発現場において、ロボットの挙動を可視化し、トラブルシューティングやデバッグを効率化するための強力なツールです。
