脳波測定デバイス EMOTIV により 脳波を読み取り、ロボットアーム Niryo NED の動きとして反映させるためのソフトウェアインターフェイスを作成いたしましたのでご紹介します。ユーザーがデバイスを装着し、考えて動作をしようとすると、Niryo NEDはリアルタイムで要求された動作を行います (後述の動画をご参照ください)。
脳波測定デバイス EMOTIV および ロボットアームNiryo NED はそれぞれ海外メーカー製品ですが、これらのデバイスの調達も含め、テガラにて一式で実験環境をご提供いたします。
なお 本事例の EMOTIV / Niryo NED の組み合わせに限らず、お客様のご要望に応じて幅広くデバイス統合制御のご相談を承りますので「こういったことを実施したい」というご要望がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
実際に脳波計を装着し、ロボットアームを動かす様子を以下動画にてご紹介します。
装着した脳波計からの脳波 (メンタルコマンド) を EMOTIV のSDK にて取得し、これを双方向のコミュニケーションを可能とする形で、Niryo NED のSDK に 繋いでいます。
今回は EMOTIV EPOC X と Niryo NED の統合を例題としておりますが、このように複数のデバイスを統合した研究・実験環境のご用意をご希望の際には、ぜひ弊社にご相談ください。エンジニアがお客様のご要望に沿って、ご提案いたします。
Emotiv Systems 社の開発・販売するワイヤレス脳波計 EMOTIV シリーズは、頭皮に装着するセンサーを用いて脳波 (EEG)を計測し、リアルタイムで脳の電気活動を観察できるデバイスです。感情や認知状態のモニタリング、脳-コンピュータインターフェース(BCI)の実現、データ記録と分析といった機能を持っており、これによって 研究や教育、メンタルヘルス管理、リハビリテーション、パフォーマンス向上、インタラクティブアプリケーションなど幅広い用途に活用が可能です。EMOTIV は、脳の働きを詳細に理解し、多岐にわたる分野での応用を可能にする強力なツールです。
Niryo NEDは、教育や研究、プロトタイピング向けの6軸ロボットアームです。多関節アームにより複雑な操作が可能で、独自のデスクトップアプリケーション Niryo Studioや、Python、ROSなどのプログラミングに対応しています。組み込みカメラやセンサーを用いた物体認識もでき、またモジュラー設計でパーツの交換が容易です。教育用途に最適で、コストパフォーマンスが高く、直感的な操作が可能なロボットアームです。
リハビリテーション・医療 / アシスティブテクノロジー / 教育・研究 / プロトタイピング・開発 / エンターテイメント / インタラクティブアート / 産業・製造 / スマートホームオートメーション / 宇宙探査・ロボット工学 / 環境モニタリングと保護 / スポーツトレーニングとパフォーマンス向上 /知能ロボティクス / スマートシティ開発 / 消費者向け製品設計 / 遠隔医療 / 建設およびインフラ管理 / バイオフィードバックとセルフケア / ヘルスケアテクノロジー
弊社の提案するターンキーシステムの一例です